建築事例

日野S-house

クライアントは老人医療にエネルギーを注いでいるお医者さんで、特に老後まで含めた将来のことまで熟慮された住宅を設計して欲しいという強い要望がありました。

その結果、1階は寝室を中心にウォークインクローゼット、洗面脱衣、トイレ、浴室を周回できるような平面計画となりました。この動線はお客さんの前を通らなくても良いように、また主寝室は道路に近く介護の車がアプローチしやすいようになっています。

2階には予備のためのフリースペースが設けられています。このフリースペースは現在は親類の方などがこられたときに使う場所ですが、将来長男が結婚して同居したときにはLDKになる予定です。玄関は直接2階から入れるように外階段を取り付け、玄関上のキャノピー部分が玄関アプローチになります。LDの吹抜けも将来部屋が必要になった時に増築できるスペースです。ブレースは構造的な補強と空間を引き締めるデザインと、将来増築時、施工性を良くするための物です。

内部のLDKに約8mの家具を作りました。キッチンから収納、AVスペース、をオープンキッチンのLDKにしましたのですべて家具で制作です。また奥様の趣味の植栽部屋(サンルーム)は7.5帖で朝から光が入る植物いっぱいの部屋になっています。この部屋はご主人の趣味のフルート練習室にも考えています。

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