建築事例

熊本T-house

施主は熊本の方です。2003年の1月に突然奥様から電話をいただきました。

私どもの設計した住宅を雑誌でご覧になって、たまたまご主人と奥様が別々の雑誌で別々の建物をご覧になって気に入っていただきました。東京と熊本はちょっと遠いかな?とも思いましたが、こんな家を建てたいと希望を書いた十数ページにも及ぶレポートが届き、びっくりしました。その内容は明快で、イメージがしっかりしていたのにはさらに驚きました。敷地写真がとてもよく撮られていて、建築基準法の調べも不動産仲介業者からの物件説明書が添付されていましたので、スムーズにスケッチを始めることが出来ました。

FAXと電話、Eメールで打ち合わせを行い3月に基本設計がまとまり第一回目の熊本行きを行いました。その後、実施設計と工事で約一年の時間を掛けて住宅が完成しました。羽田から熊本までは飛行機で1.5時間、慣れてしまえば気になりませんでした。連絡も電話、FAX、メールで十分コミュニケーションが取れました。

田代邸の特徴は7.5帖の土間のエントランスホールとリビングルームに囲われた中庭です。エントランスホールは長さ1.2mの熱帯魚の水槽が2つ、中庭は菜園になっています。その菜園で取れた野菜を業務用のガスコンロとオーブンで調理できるキッチンがあります。

ご主人はサキソフォンを吹くセミプロのジャズプレーヤーです。その為、遮音をした音楽室も作りました。

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