建築事例

逗子M-house

逗子の桜山の環境は静かでよいところです。細い道路が曲がりくねっていて散歩に良い地域です。

敷地面積は510㎡(154坪)と広かったのですが、形状が複雑のため配置計画に苦労しました。主寝室を西側の飛び出した部分に配置することによって全体がまとまりました。

ご夫婦と子供二人にお母様の二世帯住宅です。お母様はお客様が多いため、玄関は居間への導線と和室への導線の二つが取られています。さらに2階へはメインの階段と書斎への専用階段と導線計画に配慮した計画です。玄関正面の中庭は全てタイル張りとなりました。

旧家が立派な和風住宅であったため一部を新築の住宅に使うことをいろいろ検討しましたが、人件費を考えるとかなり割高になってしまうことが分かりました。その結果、建具の一部を欄間や新規建具の開口部に利用するに留まりました。新築の家に旧家のものがあまり出すぎるとちょっと重くなりますが、建具等の一部をアクセント的にデザインとして用いることで思い出として残り、良い雰囲気も作ることができました。

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