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モロッコ紀行-5 フェズB
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イスラム圏は私たちと日本とはかなり違った宗教の規範があるということは皆さん想像が着くことと思いますが、 実際にその場面に出くわすことは旅行に行った方々でも少ないでしょう。 ツアーで行く旅行ではせいぜいモスクに入る時のスカーフや肌を出さない覆い(足元も含めて)ぐらいの事でしょう。 私がモロッコに居たあいだの半分はラマダーンでした。 約1ヶ月のラマダーンの間、敬虔なムスリムは日の出と共に口に食べ物を入れることを禁じます。 日中、太陽が上がっている間は水さえ飲まないムスリムも居ると聞きました。 日没後に食事をします。 ほとんどの人が家族で夕食を取りますので、日没直前は家に戻る人たちで道路はごった返します。 タクシーの運転手さんも観光客を無視して家に向かいます。人によっては8時過ぎに仕事を再開していました。 フェズの人々の憩いのブー・ジュールード庭園(Jardin Bpu Jeloud)が王宮とブージュールド門の間にあります。 散策にはとても気持ちよく美しい公園です。私は海外旅行に行くと、よくこのような公園でランチをします。 その日もいつものようにここでランチのりんごを食べていました。 そのうち小学生ぐらいの男の子と女の子が私に近づいて来てなにやらへんな行動をし始めました。 何か言いながら地面をけってこちらに泥をかけるようなしぐさを繰り返すのです。 どこにでも悪がきは居るのだなーとそれほど気にせずに居ました。 そのうち彼らは家族と一緒に公園に来ていることが分かり、両親が近くに居ることも分かりましたが 両親は子どもたちがしている悪がき行為をさして止めようとしません。それどころか私に不機嫌なまなざしを向けるのです。 しばらくして、この場所では食べ物を食べてはいけないところなのかな? と思いはじめたところ、ムスリムの着物を着ている老人が綺麗な英語で話しかけてきました。 「なぜ子どもたちがこのようなことをあなたにしているのかわかりますか?」 分からないと答えると彼は言いました。 「今はラマダーン中です。だから物を食べてはいけません。 あなたはムスリムではないのでしょうが、ここはモロッコです」と また「特に男の人は、ラマダーン中、食事をしないことは敬虔なムスリムにとってとても重要な宗教行為です。」と さらに「あなたにとってラマーダンはとても良い経験になるでしょうから食べることをやめたらどうですか?」 ということでした。 悪がきたちのなぞが解けました、両親が子どもたちの悪がきぶりを止めなかったことも分かりました。 私は食べかけのりんごをバッグに仕舞い「フィニッシュ」といったら、 老人と悪がきの親たちも私に向かって微笑みました。 これは後日談があります、モロッコで仕事をしている日本人の方にワルザザード(Ouarzazate)で会いました。 この話をしたところ彼曰く、実は表向きはそうなんですが、 お医者さんなどはしっかり3食取っている人が意外と多いと。 日没まで何も食べないと日没後一気に大食いをしてしまう。 それは健康に良くないことを彼ら医者は知っているから隠れて食べているといってました。 ラマダーンの大食いが、日常の食生活まで大食いにしてしまいメタボが増えているとも聞きました。 本当の意味を知らずに形式や規範だけで行動するとよろしくない反動が出るのはどれも同じのようです。 今回はマドラサ(Medersa)をご紹介します。 マドラサとは学校です、日本と違うことは全寮制の寄宿舎の学校です。 ここで男はイスラムのすべてを学びます。 フェズのマドラッサはブー・イナニア・マドラサ(Medersa Bou Inania)とアッタリーン・マドラサ(Medersa Attarine)が有名です。 もうひとつおもしろかったマドラサはガイドブックにはあまり出てこないシャージ・マドラサ(Medersa Sahrij)です。 残念ながらアッタリーン・マドラサは修復中で中に入ることは出来ませんでしたが、 マドラサの前に内部写真が飾ってありました。 両方とも14世紀に建てられています。 現在この二つはマドラサとしては使われていませんが、市内の授業中の小学校を覗くことが出来ました。 子どもたちは中庭に集まって先生の話を聞いていました。 中庭の周りに部屋が配置されているという建物の形式は全く同じでした。 ・ブー・イナニア・マドラサ(Medersa Bou Inania)
ブー・イナニア・マドラサはマリーン朝最大のマドラサで中庭は大理石が敷きこまれています。
・シャージ・マドラサ(Medersa Sahrij)
このマドラッサはアンダールースモスクの近くにあります。
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