
左:ブー・ジュールド門。右:メインストリート。
今回の最大の目的地はここFezです。
モロッコは、もともとはべルベル人たちの土地でしたがイスラムが拡大するにつれ、その担い手のアラブ人たちが各地に広がって北アフリカにも伸びて行きます。
8世紀末にアッバース朝に対し反旗をひるがえしたムーレイ・イドリス1世がモロッコに亡命をしたことによってイスラム化され始めたといわれています。808年にイドリス2世がFezを首都と定めました。ここにモロッコ最初のイスラム王朝が誕生します。
フェズの人々はアラブ民族だけではなく、チェニジア、スペインからの移住者も多く住んでいたようです。もちろん先住民のベルベル人もです。町は城壁に囲まれ最初の部分をフェズ・エル・バリ(Fez el Bali)と13世紀のマリーン朝時代に作られたフェズ・エル・ジエイド(Fez el Jedid)の大きく二つの地区に分かれています。おもしろいのはもちろん最初につくられたフェズ・エル・バリ(Fez el Bali)です。

左:約巾1.8m。中央:巾2.0m。右:やっとすれ違える位の細い道
ブー・ジュールド門を入ると道幅は急に細くなりメインストリートで2.7m、ほとんどの道は1.8mぐらいです。Fesで一番大きなカラウインモスクを囲む道でさえこの程度の広さで、一番細い道は人が一人通れる程度の1.0mの巾です。しかもそれらの道は高低差があり、ところどころに階段やスロープがあります。さらにこれらの道は直線部分があまり無いので50m以上先は良くわかりません。もちろん直角に交わっている交差点?などはありません。そのためかツアー観光客は皆さんガイド付きで歩いていました。

左:スロープと小さな階段。荷車とロバ。右:大八車が階段を登る。
こんなに細い道でしかも商店も多いところにどうして荷物を運んでいるのか?といえば、馬、ろば、大八車です。大八車は階段のところで勢いをつけて上るのですが、何台かは勢いで荷物を落とします。この光景は1200年前から変わらずのようです。

左:ネジャーリン広場。正面がフンドック。右:額縁の家。

左:木工屋。右:派手な家具屋。
フェズ・エル・バリの中で一番の繁華街はネジャーリン広場です。ネジャーリンとはアラビヤ語で大工さんを意味するということです、どうも木工事の家具職人さんも含まれるようで、なにやら派手な家具屋さんがありました。

左:オリーブ屋。右:陶器のスーク。
メディナの中を歩いているとよく商店街(スーク)に紛れ込んでしまいます。
ここのスークは広場を中心にその周りに同じ商店の人たちが集まっています。同じ職種お店同士が並んでいるのでさぞ競争意識が高くて、お客の取り合いをやっているかと想像したらちょっと違います。例えば布製品を売っているアッタリーン・スークは同業組合が出来ていて、ここでの売る上げはみんなの共有で平等に分けるシステムになっているということです。そのお店の人が不在のとき、隣の人がお客の相談に乗っている場面を見ました。

左:小道具と小家電のスーク。右:マッタリーンスーク。

左:ここでコットンのコートを買いました。日本円で1500円ぐらいでした。中央:大胆な補強。
右:七面鳥を買っている人:この後かれは七面鳥を肩に担いで行きました。途中で知り合いから声をかけられ見せていました。これも1000年前から変わらない風景でしょう。
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