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イラン紀行-4 アビアネ村
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![]() 左:ドアの前に立つアビアネ村の子供たち(イランエアーツアーガイドの表紙)。右:ドア
今回はアビアネ村です。まだまだ日本では知名度が低いのですが、イラン国内ではポピュラーになりつつあるようです。今回いただいたイランエアーのパンフレットにはアビアネ村の写真が使われていましたので、海外に向けて宣伝を始めたのでしょう。その写真はご覧の通り、男の子と女の子が両開きのドアの前に立って何やらドアの金具を握っています。イランの伝統的な民家は必ず両開きです。そして写真をよくご覧になっていただければ分かりますが、男の子と女の子の握っている金具の形が違っています。これはどうしてかといいますと、あなたが女性ならば女の子が握っている金具をコンコンとたたく、すると家の中から女性の人が出てくる。もしあなたが男性なら男の子が握っている金具をコンコンとたたく、すると今度は男性の人が出てくるのです。それぞれの金具の音の違いで、家の人は女性のお客さんか男性のお客さんかを見分けて、お客さんと同性の人が玄関に出迎えるということです。
アビアネ村の洋服はとても特徴があります。写真のように女性は白地に赤の花をあしらった上着を、スカートは黒です。イスラムの女性の服は黒か白のイメージが強いと思いますがここの村の女性はとてもカラフルです。男性はパンツ(ズボン)に特徴があります、すそが少し広がったダボダボの感じのパンツで黒地です。男の子のはいているものは下に刺繍がありますが、村であった若いお父さんはご覧のように黒の無地です。ですので、写真に写っている人でこのようなスタイル以外の多くの人は観光客です。写真を撮った当日は日曜日でした。ムスリムの人々は普通金曜日がお休みなのですが、この日は金曜日では無かったと思いますが、観光客(イランのひと)が多かった日でした。
村の道路はとても狭い、とは言っても昔の日本の漁村や都市のメインストリートから一歩入った道は皆似たような幅ですが・・・歩く人のスケールはこのぐらいがちょうど良く、おおむね1間半=2.7m弱です。実はこの寸法はコーランに示されている道路の幅に非常に近いのです。モロッコの旧都市フェズの旧市街はおおむねこのぐらいの広さがメインストリートです。アテネの旧市街プラカも、エーゲ海の島々の町の道もほとんどこのぐらいの寸法が多く、どうやらヒューマンスケールというのは古今東西非常に近い寸法で出来上がっているようです。この辺は空間デザインを最終的には寸法で示す仕事をしている私にとってとても興味深い寸法でした!
そんな寸法間隔を肌で感じながら歩いていると突然外壁を窪ませた不思議な形に出くわしました。しばらく眺めていて多分これは背の高い人が出っぱった壁に頭をぶつけやすいから削ったのだろうと思われるミニのムカルナス?でした。ムカルナスの説明は検索でそのまま文字を入れてみてくだされば、すぐにきれいな写真が見れます。いずれアルハンブラ宮殿の美しいムカルナスを私の写真でもお見せできると思います。
民家の外壁にはあまり大きな開口がありません外的の進入を防ぐのが主たる目的でしょう。そのかわり一歩中に入ると中庭のホール空間に大きな開口部が開いていて光がいっぱい入ってきていました。(個人の家の中をちょっと見せていただきました)
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